+大和恋戦+
『アハハハハ!』
妖雷は大声で笑い、
上空からビルの窓を
破壊した。
《きゃぁぁぁ!》
ガラスの窓が割れると
女性社員の悲鳴が聴こえた。
『浅井サ-ン♪真澄サマノ命令デ殺シニ来マシタヨ!』
妖雷は笑いながらどんどん
浅井に近づく。
「し…知らねぇ!俺じゃない…!許してくれ!」
『知ーラナイ♪』
妖雷は浅井の目の前に
立ち、微笑むと浅井の
心臓部分に手を入れた。
《ぎゃああああああ!》
浅井の悲鳴が聴こえたかと
思った瞬間に寒気を感じると
妖雷が兄の前に立っていた。
『終ワリマシタヨ♪真澄サマ!』
「…っ…!」
あたしは見てて思わず
吐きそうになった。