バトルロワイヤル
「……あれ?…もぅ亮ちゃんとこじゃま起きてたんだ。」真弓は今起きたようだ。
相変わらず起きるのが遅い。
「あぁーーー!!!」
「!!!」突然の真弓の叫び声に児玉とオレはビクついた。
「どうしたん?」児玉は見下すように見て言った。
「このカバンの中に食物とかあるぅ!!ヤッター!!」真弓はなぜカバンがあるのか聞かなかった。ただの単純バカだった。
「……まぁP研がくれてんけどな…」児玉がボソッと言った。
「アンタ達起きたんならさっさと動いてもらうわよ!」紙本の顔はいつも迫力がある。
「えぇー!!」真弓がたれた。
「つべこべ言わない!」
「……で何をしたらいいんだ?」児玉が聞いた。
「このトランシーバーを理科室に届けてほしいのよ。」
「…まぁ1階やからええけど。」
「じゃあよろしくね!!」紙本は笑顔で返した。

(…ガラガラ…)
「じゃあ行ってくるわ!!」オレは扉をあけて振り向いて言った。
「気を付けてねー!」紙本のそんな声に寒気がした。
「たかが1階下なだけやのに襲われるか!!」児玉がツッコミを入れた。
そしてオレ達は理科室にむかった。
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