バトルロワイヤル
(ガラガラ…)オレ達は3階から階段を使って無事2階にある理科室についた。
「久しぶりだなぁ!!山川!!」中に入るとさっそく徳光が話しかけてきた。
「…真鍋と中川君の姿が見えないようだけど…」徳光がまさかという顔をした。
「真鍋と健太はオレ達が生きるために死んだ…」オレはうつむきながら言った。
「…死ん…だ…?」
冷やっこい何かが空気を包んだ。
「オレ達の力不足だ…。すまん!!」児玉は頭を下げた。続けてオレと真弓も頭を下げた。
「…お前達が生きてるだけでもよかった…。なかなか顔を見れんかったから心配だった…。」徳光のその言葉に少し心が軽くなった。
「…すまん…。」オレはもぅ1回言った。
「もぅいいって!…それよりP研はなんて言ってた?向坂の代わりはできたの?」
「おぅ!できたよ!だからこれを持ってきたんだ。」オレはトランシーバーを取り出して徳光に渡した。
そして使い方を1から10まで説明した。

「…ありがとう。とりあえず連絡するわ!」
徳光はトランシーバーを使ってRANルームにつないだ。

「…ザー……こちら理科研究部です!…」
(…ザー……こちらパソコン研究部だ!…)
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