バトルロワイヤル
「確かあの時の死者の中に日本人の名前が2人…」林道の顔がさっきまでの平然とした顔から驚きの顔になった。
「そうだ!オレの父さんと母さんだ!!」
…やっとここまで来た…。
どこまでどこまで登っても山頂が見えなかったこの山の山頂に、オレの手が触れた(タッチ)するところまで来ることができた…
そして林道師連(リンドー・シレン)…たとえお前が息子であってもいつかその山頂(リンドー・レン)にいくまではオレは死なない!!
児玉は心に刻んだ。
「父さんと母さん…そしてボビーのためにリンドー・シレン、今日ここでお前を殺す!!」
(ダダダダダダッ…)
児玉は林道に向けてマシンガンを撃った。
弾は林道の体に何度も当たった。
「………!!そうか…防弾ジョッキだな…」
マシンガンを撃ち込まれた林道は倒れなかった。
「…なかなかやるじゃねぇか…。1ついいことを教えてやるよ…」
林道の表情は余裕を見せている。
「……なんだ?」
(ジャララ…)
「オレには銃はない。武器はこの鎖だけや…」林道は言った。
(バチンッバチンッ…)
林道は鎖をテラスに叩きつけ、テラスにはヒビが入った。
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