バトルロワイヤル

脱出

―音楽室―
「オレも仲間に入れてください!!」御堂は言った。
「児玉こいつ戦う気はないし……健太と真弓はいいだろ?」オレは聞いた。
「オレは全然いいよ。」健太は言った。
「私もいいよ。」
「児玉は?」
少し悩んだ顔で児玉は答えた。「もちろんいいけど……じゃあこれからはこの5人で動く。これ以上人は増やせない。いけても1人か…」
『ちょい待ち!!』オレと健太は声をそろえた。
健太はオレにアイコンタクトを送った。
「じゃあ健太から…。」
「…あぁ。なんでこれからは4人なんだ…?…増やすだけ増やした方が戦闘でも有利やないか!!」
たしかにそうだ。
「普通はそう思うだろ…?…でもな、これ以上増やすと動きずらくなるし、相手にも見つかりやすくなる。下手したらこっちの銃弾にもあたるかもしれん。」児玉は説明した。
「なるほど……」
「……とまぁそれよりそろそろ脱出する方法を考えなぁアカンなぁ。」
「児玉こっから脱出する気なんか!?」健太は言った。
「最初に言ったやろ?全員助かるって。」
「たしかに………」
「まぁそれより今は休息やな……」
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