バトルロワイヤル
オレ達の体は続く緊張感でかなり疲れていた。
「じゃあオレがここで見張りをしてるから隣の準備室で休んでいてください。」御堂が言った。
「お前にまかせて大丈夫なんか?」児玉が聞いた。
「まかせてください!」
「じゃあ任せたぞ。」オレ達4人は部屋に入って眠りについた。

(スー…スー…)児玉と健太は爆睡していた。
「亮ちゃんまだ起きてたの?」
「ん?真弓か。ちゃんと寝とけよ。」真弓とオレは起きていた。
「なんか眠れないの。」真弓の目はすっかりさえている。
「あんだけ泣いてたら疲れてるやろ。」
「亮ちゃんもけっこう動いてたから疲れてるはずやで。」
オレ達は目が合ってクスクスっと笑った。
「真弓は……」オレが最初にきりだした。
「ん?」
「真弓はこの戦いで生き残ったら何したい?」
「……ウチは……生き残った男の人と結婚する!」
「………!!本間に?」少し不思議な感じだった。そりゃ人間いつかは結婚する。けど幼なじみがこんな話を急に告知されると少し変な感じがした。
「なんで?じゃあ亮ちゃんは何したいの?」この言葉にドキッとした。
「オレは……………」
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