バトルロワイヤル
「ふぅう……ザー…山川さん、成功しました。軍人はガス玉をいくつか踏んで電気を付けるときのわずかな火花でガス爆発を起こしました。」大野は理科室の近くからオレにトランシーバーをつなげた。
〈…ザー…よし、次はマスコミ機関に連絡してここに大量のマスコミを集めろ!!〉
「はいっ!!」

―RANルーム―
「亮ちゃん、本当にこれでよかったの?」
「…仕方ねぇだろ。てかなんでお前がオレと一緒に行動とってんだよ!!オレはお前のことなんか…」
(パァン…)
廊下中に音が響いた。
人生初めてのファーストビンタだ。
「………!!」
「いつまで拗ねてんの!?亮ちゃんらしくないわよ!!こじゃまが死んだのはもう心に留めなきゃ!その他にまだ何かあるっていうの!?」
(確かに…男のオレがいつまで拗ねてんだか…)
「…わかったよ…。…真弓…正直に言うわ…、オレはお前が好きや…」

言ってしまった…

人生初めての告白だった。

「…ウチは……」
「…児玉が好きなんだろ?知ってるさ。早く次に行こうぜ…。次は運動場だ。早くしないと大野がもう動きだしてる…。」
「…う、うん…。」

オレはフラれたのか…?
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