バトルロワイヤル
「あぁ、あなたか…!」真弓は最初に理科室に入った時に見たような感じで言った。
向坂は特にインパクトがある顔でもなかった。
「僕達にはもう1つ仲間があります……」向坂は話しはじめた。
「もう1つって?」
「それはRANルームにいる、パソコン研究部だ。そこと理科部は連携して情報を交換している。」
「へぇー。」感心した。
「今パソコン研究部……オレ達理科部はP研って呼んでるけど……」
「じゃあP研でいいで!!」児玉は言った。
「P研は今この首輪のハッキング方法を探してる。」
「……ハッキング…?」真弓はハッキングの意味を知らない。
「ハッキングはつまり強制解除だ。この首輪の電界をいじって解除する方法だ。だけど今のところは……」
「今のところは…?」
「……未解だ…。」
「そうか……。」
「ここの脱出方法はP研に全部まかせてる。そしてオレ達は武器を作る。」さっきから向坂は真弓をジッと見て話してる。
(ガサッ)向坂は棚の引き出しから何かの束を持ってきた。
「これが現在あるダイナマイト100個中の内の50個だ。」
(ジャララ…)十分人に巻ける長さだ。
「まぁこんな感じやな……今は新しい武器を作ってる!!」
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