年上王子のお嫁さん☆


つい黙ってしまうと

クスッと笑う、あたしの彼氏。





「……一応、記念日だし

厄除けってことで。」




ニヤッと笑って、さらに強く抱き締める。


苦しいくらい

強く、優しく……





「厄除け…って?」


「華に変なヤツらが近づかないように。

左にはめちゃったけど、よかった?」





よかった? なんて


よくない って言えるワケないじゃない。




……こんなに、好きなんだから。





「…うぅん……嬉しい…

ありがとう…」





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