『クルマとタバコとカンコーヒーと…』【リアル物語ケータイ小説版】
第23話
目黒のログハウス調のBARカウンターにはロングヘアーにメガネを外した綾乃とデザイナーズスーツを着こなした敏哉がいた。
そこに慌ただしく勇介が入ってきた。
「まいったよ、いきなりの雨で、そろそろ梅雨も明けるはずなのになぁ」
とおしぼりでシャツを拭く勇介はビーチサンダル。
ここでの話題は昭太郎の失踪問題に集中していた。
「なんか遊びまわってるって噂だけど、なんか聞いてる?」
とメガネをかける綾乃。
黒ビールをグッといった敏哉は
「いや、俺は南国までサーフトリップに出かけたって聞いたぜ」とグラスを空けた。
「携帯がつながらないってことは海外の可能性もあるな・・・」と妙に勇介は深刻ぶった。
「昭太郎ってサプライズ好きだから、突然何かやらかすかもしれないわね」
「一理ある・・・」とアゴをなでながら頷く勇介。
「でも、こないだ話してた検査結果が実は嘘で、また入院してるとか。」
「それはないな・・・」と頭を抱えて悩む勇介。
ジントニックの氷を転がしながら、タバコをふかして勇介は言った。
「わかった!」
その言葉に振り向く綾乃と敏哉。
勇介はグラスをカウンターにガンと置いて告げた。
「あいつ、浮気してる!」
「・・・・・」
・・・・・
「ところで綾乃、最近いい本ある?」
「あるある、ウチで出版したアスリートの書いた本は面白いわ、今度メールするわね。最近どんなCM創ってるの?」
と勇介をおいて2人で話しはじめる綾乃と敏哉。
「間違いねぇーよ、ちくしょー」
とジントニックを一気飲みして勝手にくやしがる勇介・・・。
★
目黒のログハウス調のBARカウンターにはロングヘアーにメガネを外した綾乃とデザイナーズスーツを着こなした敏哉がいた。
そこに慌ただしく勇介が入ってきた。
「まいったよ、いきなりの雨で、そろそろ梅雨も明けるはずなのになぁ」
とおしぼりでシャツを拭く勇介はビーチサンダル。
ここでの話題は昭太郎の失踪問題に集中していた。
「なんか遊びまわってるって噂だけど、なんか聞いてる?」
とメガネをかける綾乃。
黒ビールをグッといった敏哉は
「いや、俺は南国までサーフトリップに出かけたって聞いたぜ」とグラスを空けた。
「携帯がつながらないってことは海外の可能性もあるな・・・」と妙に勇介は深刻ぶった。
「昭太郎ってサプライズ好きだから、突然何かやらかすかもしれないわね」
「一理ある・・・」とアゴをなでながら頷く勇介。
「でも、こないだ話してた検査結果が実は嘘で、また入院してるとか。」
「それはないな・・・」と頭を抱えて悩む勇介。
ジントニックの氷を転がしながら、タバコをふかして勇介は言った。
「わかった!」
その言葉に振り向く綾乃と敏哉。
勇介はグラスをカウンターにガンと置いて告げた。
「あいつ、浮気してる!」
「・・・・・」
・・・・・
「ところで綾乃、最近いい本ある?」
「あるある、ウチで出版したアスリートの書いた本は面白いわ、今度メールするわね。最近どんなCM創ってるの?」
と勇介をおいて2人で話しはじめる綾乃と敏哉。
「間違いねぇーよ、ちくしょー」
とジントニックを一気飲みして勝手にくやしがる勇介・・・。
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