『クルマとタバコとカンコーヒーと…』【リアル物語ケータイ小説版】
第46話

 トーンの下がった会話が続いた。

「このままだとどうなるんですか?」

「発症2、3年後に運動麻痺。4、5年後に歩行不能になり、10年後前後で心不全や腎不全などになるか、肺炎や敗血症などを併発して死亡します。大林君は発症2、3年目ぐらいでしょうか・・・」

「じゃあ、あと1、2年で歩けなくなるんですか・・・」

「詳しくは専門病院で訊いて頂くことになります」

「ここじゃ、ダメなんですか?」

「はい、ここでは何もできません」

「・・・・・」


カウンセリングルームのドアを閉める昭太郎。

横の母親は呆然としている。

「だってよ・・・、聞いたか?かーちゃん」と伸びをする昭太郎。

「なんだか途中から先生が何言ってるかわからなくなったわ」
 表情の変わらない母親。

「AF・・何とかだって」

「移植手術って聞いたとこころから私聞いてない・・・」

「まぁ、聞いても一緒だよ。移植しかないんだって・・・」

「ないんだってって、あなた!」

「転院するらしいよ。詳しくはそこでだって」

「あぁそぅ・・」

「それと、永峰先生って神経内科じゃ日本で5本の指に入る先生なんだって」

「あぁそぅ・・」

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