『クルマとタバコとカンコーヒーと…』【リアル物語ケータイ小説版】
第51話

 オアシス生活にも季節の変化が訪れていた。

暑さが終わるその頃に・・・。

 女の話、仕事の話、病気の話、色々なことを夜な夜な話した時期が終わろうとしている。

 この3人の入院時期が重なったことが運命なのか、それとも3人が3ヶ月以上も入院する大病だったのか分からないが、昭太郎・小野里・佐野の岐路はもうそこまで近づいていた。

途中で何人の入院患者と話し、何人の退院を見送ったのだろう。

その夜は看護婦にまじで惚れちゃった奴を告白させたことや、夜中まで帰らずに、何階のナースが先に向かえに来るか大会などのくだらない想い出話をし続けていた・・・。




 【あの頃の僕にはオアシスが必要だった。悩める病気には悩める病人仲間が必要だった。ここで僕が勉強したことは、病気は辛いが、病院は面白くできるということ。
そしてもう1つ、病院というのは均一のサービスを提供している風に見えるが、そうではなく、いい先生がいる病院に出逢うことが病気への取り組みの一歩だということだった。】




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