『クルマとタバコとカンコーヒーと…』【リアル物語ケータイ小説版】
第52話
電話で呼びだされた由紀は薄いコートを羽織って病院ロビーで待っていた。
廊下に響くガラガラ音とともに点滴を揺らしながら昭太郎が現れた。
「随分そのポールとも仲良しになったみたいね」
「もう1ヶ月も友達だ」
ソファに腰を下ろす昭太郎。
「由紀、俺のこと好きか?」
「ばか、何言ってるの?突然」
「好きか?」マジ顔で訊き直す昭太郎。
「・・・」微笑む由紀は少し俯く。
「入院してよく考えたんだけど、俺よくわかんねぇーや」とそっぽを向く昭太郎。
「何それ」アゴをつき出し、目を細める。
「俺、お前がいなくても結構楽しいし、別にお前じゃなくても平気みたいだ」
しゃあしゃあと続ける昭太郎。
「何言ってるの、突然何言ってるのよ」
少し不安げな顔を覗かせながら由紀が言った。
「だから、俺、あんまり由紀のこと好きじゃないかも」妙に堂々と言う。
「またぁ、何かあったんでしょ、おかしいよ今日の昭太郎」
「別になにもないよ、入院してると考える時間が結構あるから、じっくり考えたんだ」
「そんなこと言うためにここにまで呼んだの?」とキレかける由紀。
「電話でも良かったんだけど、こういうのは会って言わないと長びくだろ」
淡々と同じ表情で続ける昭太郎。
「ばっかじゃないの?マジメなの?」
「あぁ、マジメだよ」
「なんか、驚かそうとしてるでしょ、やっぱりおかしいわ」
気を取り直し訊き直す由紀に表情を変えない昭太郎。
「おかしくないよ」
「どうしたの?病気悪いの?検査結果が出たんでしょ」
「出たよ…」
電話で呼びだされた由紀は薄いコートを羽織って病院ロビーで待っていた。
廊下に響くガラガラ音とともに点滴を揺らしながら昭太郎が現れた。
「随分そのポールとも仲良しになったみたいね」
「もう1ヶ月も友達だ」
ソファに腰を下ろす昭太郎。
「由紀、俺のこと好きか?」
「ばか、何言ってるの?突然」
「好きか?」マジ顔で訊き直す昭太郎。
「・・・」微笑む由紀は少し俯く。
「入院してよく考えたんだけど、俺よくわかんねぇーや」とそっぽを向く昭太郎。
「何それ」アゴをつき出し、目を細める。
「俺、お前がいなくても結構楽しいし、別にお前じゃなくても平気みたいだ」
しゃあしゃあと続ける昭太郎。
「何言ってるの、突然何言ってるのよ」
少し不安げな顔を覗かせながら由紀が言った。
「だから、俺、あんまり由紀のこと好きじゃないかも」妙に堂々と言う。
「またぁ、何かあったんでしょ、おかしいよ今日の昭太郎」
「別になにもないよ、入院してると考える時間が結構あるから、じっくり考えたんだ」
「そんなこと言うためにここにまで呼んだの?」とキレかける由紀。
「電話でも良かったんだけど、こういうのは会って言わないと長びくだろ」
淡々と同じ表情で続ける昭太郎。
「ばっかじゃないの?マジメなの?」
「あぁ、マジメだよ」
「なんか、驚かそうとしてるでしょ、やっぱりおかしいわ」
気を取り直し訊き直す由紀に表情を変えない昭太郎。
「おかしくないよ」
「どうしたの?病気悪いの?検査結果が出たんでしょ」
「出たよ…」