『クルマとタバコとカンコーヒーと…』【リアル物語ケータイ小説版】
第56話

変わらない甚平姿の小野里と車イスから松葉杖に出世した佐野に見送られてタクシーに乗り込む昭太郎。冷たい疾風が落ち葉を舞わせる。

去り際に小野里が手をさしのべて言った。
「病院仲間は戦友みてぇなもんだ。共に頑張ろう」

昭太郎は手を強く握り2人の目を見つめた。

走り出すタクシーの中で「戦友か・・・」と呟いた。



【あの頃の僕は周りの励ましに応えたいと思い始めていた。
このまま終わるわけにはいかないと思いながら新たな場所に向かっていた。
久しぶりに突き上げられるモノを感じていた。】




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