DislikeMan~男なんて嫌い~
絶句している私を見て、
「あ……俺とだと、イヤだった?」
なんて若干上目で言われたら、私じゃなくったって真っ赤になるって。
「い…いえっ!!そんなことない……です」
チラっと見えた前に座る早苗の目は、びっくりするくらい悲しい光を湛えていた。
それを見て、ハッと胸を突かれた。
今日は、早苗のために如月さんに会ったのに。
こんなとこ早苗に見せたらだめじゃない……。
急に顔から血の気がひくような感覚が襲う。
「恋歌ちゃん、大丈夫!?」
「だ……大丈夫、ですから」
思わず私を支えようとした如月さんの腕を突き飛ばしてしまった。
「……本日は、ご搭乗ありがとうございました…」
なんだか飛行機の機内アナウンスのようなアナウンスが入って、メリーゴーラウンドは止まった。
なんとなく、私と如月さんの間の空気が悪くなってしまった。
早苗はこんなとき、本当によく気を使う。
「ね、次行こう、次!!」
私と如月さんの腕を引っぱって、早苗は次のアトラクションに向かっていった。