DislikeMan~男なんて嫌い~
心の中でずっと早苗に謝りながら、私も早苗のテンションに合わせる。
「はい、これ乗ろう!!」
私と如月さんを交互に見ながら、早苗はコーヒーカップに指をさす。
「……うん、乗ろうか」
私と早苗のテンションにちょっと戸惑っていた如月さんも、優しく頷いてくれた。
ここも結構な人気で、たくさんの人が並んでる。
私たちもそこに加わって、他愛のない話をする。
「お好きなところにお座り下さぁい」
間延びした声で係員さんが案内してくれて、私たちは近くの赤いコーヒーカップに乗った。
「ね、思いっきりまわしてもいい?」
早苗が危ない笑みを見せて、ハンドルに手をかける。
「ダメ!!絶対ダメ!!」
如月さんが必死の抵抗を見せるも、そんなんで早苗の決心は揺らがない。
「……気持ち悪くなっても知らないよ」
私も控えめに講義をしてみるけど、早苗は効く耳を持たない。
「ま、気持ち悪くなったらなっただって!!」
もう出発しているコーヒーカップの上で早苗は勢いよくハンドルを回し始めた。