DislikeMan~男なんて嫌い~



「ちょっと、2人とも……待って…」


如月さんがふらふらになりながら私たちの後ろを付いてくる。


「如月さんったら…情けないなぁ、もう!!」


早苗が如月さんの所へ戻って、腕を引っ張りながらすぐに戻ってきた。


「大丈夫ですか?」


笑いをこらえながら、如月さんに聞いてみるけど、顔がしまらないから笑ってるのはバレバレ。


「大丈夫じゃないよ……」


早苗が思い切りハンドルを回すと、遠心力で飛んでいくんじゃないかと思うくらいコーヒーカップが回った。


キャーキャー言いながらも、他の人たちを眺めたりする余裕があった私たちとは対照的に、如月さんは冷や汗を掻きながら真っ青になっていた。


降りてからしばらくは、如月さんは、歩く気力もないほどぐったりしてしまっていた。


やっと落ちついて、違うアトラクションを目指そうということになり、歩き出しても如月さんはこの有様。


自分の家のアトラクションなんだから酔うなよ!!


早苗と二人で突っ込んだりもしたけど、如月さん曰く、


「うちのコーヒーカップは、他の遊園地より最高速度が速いんだ」


らしい。


そんなこと、あるんだね。


どこの遊園地も速度って同じだと思ってた……。


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