狂愛ラバーズ
唖然とした後、睨みつける琉の顔が視界に入ってくる。





「いえ、当然の事です。琉くん、こう見えてもお医者さんなんです。お金は気にせず、ドンドン食べて下さいね。」





瑠璃ちゃんは琉の給料がいいと言ってるんだと思う。





それなら、気にせず食べてお持ち帰りもしてお金を遣わせようと思う。





「お待たせしましたー。ソースと醤油、明太子です。」


「ありがとうございます。すいません、味噌と明太子、チーズ追加お願いします。ソースは2つ追加で。」


「畏まりました。」





店員が去った後、かれんちゃんと瑠璃ちゃん、俺は割り箸を持ち“いただきます”と言って食べ始めた。





俺を睨み続けていた琉も、渋々割り箸を持ち小さく舌打ちした後食べ始めた。





「かれんちゃん、口開けて。」


「ふへっ?」


「ほら、あーんてして?」





笑みを浮かべる俺にかれんちゃんは顔を真っ赤にしてオロオロし始めた。





「恥ずかしい奴……。」





琉がボソッと呟いたが、気にしない。





「かれんちゃん、早く口開けようね。」


「はっはうっ。」




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