愛して 私の俺様執事様!!~執事様は秘密がお好き~

香椎くんに引っ張られるように走って、走って。

それがすごく楽しくて、嬉しくて。

ただ一緒にいるだけでこんなに楽しいなんて思える相手が、私には今まで一人としていなかった。


友達も。
恋人も。


結局、私は今まで一度も等身大の自分に戻れなかった。


でも、香椎くんは違う。

私を、ありのままの私を受け入れてくれる。
本当の私を見つけて、その私を引き出してくれる。

夢中で笑って。
夢中で騒いで。

ジェットコースターに二人並んで乗りながら、揺れる私のツインテールのように……私の気持ちは大きく揺れる。


このまま一緒にずっといたいと思う。

主従の関係でもいい。
恋人になんかならなくてもいい。

ただこの人に傍にいて、ありのままの私で向き合って過ごしていきたいとすごくすごく思う。


ねぇ、香椎くん。

これはワガママなのかな?


婚約者がいて。
いずれその人と結婚して、子供を産むとかそういう未来が待っているって分かっているのに、それでもあなたと離れたくないって。

これって私。
子供みたいなワガママなのかな?
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