愛して 私の俺様執事様!!~執事様は秘密がお好き~
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『どこにいるの?
ねぇ、どこにいるの?』
周りは人、人、人の波。
知らない顔。
知らない人。
知らない声。
どこを見回しても誰もいなくて。
怖くて、怖くて、どうしようもないほど怖くて。
私は泣いてた。
ずっと泣いてた。
誰かを探して、ずっと泣いてた。
『どこにいるの?
ねぇ、どこにいるの?』
ずっと、ずっと探してた。
『おにいちゃん!!』
おにいちゃん……って。
誰よ?
「……リさん」
話掛けないでってば!!
今、一生懸命思いだしてるの!!
邪魔しない……
「セリさん!!」
でって……言った瞬間に目が覚めた。
真っ暗だった視界に眩しいほどの光が当たって、目を開けられない。