カラダから始まる恋ってありますか?
「どこに行くの?」
風に靡く髪を耳にかけながら聞くと
「秘密。着いてからのお楽しみ♪」
楽しそうにニコッと笑って言われた。
“秘密”って言葉が、なぜかこそばゆい。
それに、着いてからのお楽しみって…まるで子供みたいにワクワクするよ。
曲がりくねった坂道を覆うように重なる木のトンネルを抜けて登っていくと
見えてきた広い平い土地には、芝生と木々に囲まれていた。
ここには、桜の木がたくさん植えられていて、春には花見客で賑わうと話す裕介さん。
「着いたよ」
設備された駐車場に車を停めた裕介さん。
ニコッと笑うと、行こうと車から降りるように促した。