SEVENTEEN 短編集
「ううん…いいよ…ごめん、所で…さぁ…名前聞いていいかな…?」
「名前…?あぁ!言ってなかったっけ?…俺は、一ノ瀬直輝」
直輝…似合い過ぎて笑える
「直輝っぽいね!」
ってあたしが言うと
直輝はまた笑って
「ぽいってなんだよ、やっぱりきみおもしれーな」
「…何よ、バカにしないで」
「ごめんごめん!」
「…別にいいよ…てか、あたし本当に帰らなきゃいけない時間になっちゃったから…帰っていいかな?」
話をしている間に
もう空は暗くなっていた
「いいけど…みるく…どうする?」
「もともと…飼い主が見つかるまでって決めてたから…」
「…いや…俺が連れて帰るのは当たり前だ…ごめんけど!…だけど、今後もみるくと逢いたいって言うなら…家近いみたいだし…俺ときみが連絡をとって、みるくと3人で逢う事も出来るけど…きみはどうしたい?」