学校では教えてくれない"不倫学"
そんな状況でも、とくに女性の場合、「子どもができたら責任をとってもらえる」と考えがちです。

しかしそれも、決定的な手段ではありません。

養育費を払ってくれるならいいほうで、認知はおろか、「おろせ」と言ってくる人が大半です。

理由は、
まだ離婚してないからとか、
自分の子どもが小さいからとか、
「精神病の気がある」奥さんを刺激したくないからとか、
実にいろいろありますが、とにかく「今は」ムリと言われるのが圧倒的多数です。

しかも、自分から避妊をしない人ほどそう言います。


ですから、残念ながら、決定的な手段とならず、逆に「見捨てられた」と感じることで、自分のほうがキズついて、とても産む気にならない・・・という人は、かなりいます。


また実際は、責任をとってもらえるどころか、むしろそれが、二人の問題を、奥さんの家族や相手の職場、自分の家族を巻きこんだ大騒動になることのほうが多いです。

それだけ、子どもを生むということは、社会的な行為と言え、だからこそ、「子供をおろす」ことが平然と「よし」とされがちです。

社会では、子どもの「命」よりも大人の「事情」が優先されることがおどろくほど多いのです。
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