たべちゃいたいほど、恋してる。
いいから早く、という言葉しか貰うことが出来なかった。
不思議に思った優衣だが今は龍之介に縋るしかなくて。
龍之介がいなくなってしまえば光という存在を見失ってしまう。
それだけは絶対に嫌だった。
(龍くんが言ってるんだから、)
そう心の中で呟きそろそろと立ち上がった優衣は、ゆっくりとした足取りで僅かに光の漏れる窓へと近づく。
閉めきったカーテンを開ければ差し込む太陽の暖かな熱。
キラキラと輝くそれは屋上で龍之介が背負っていたものと同じで。
その眩しさに優衣は思わず目を瞑った。
徐々に目が慣れ外の景色を映し出す。
そして再び目を開けたとき、視線の先に見えた光景に優衣は目を見開いた。