だって君が好きだから。
「…俺、やっぱ無理だ。
やっぱりお前じゃないとダメだ。
優梨じゃないと無理。」
「…キョーちゃん。」
「優梨を忘れるために
いろんな女の子と遊んだりした。
でもいつも優梨が頭にいて…
優梨を頭から消せなかった」
「…うん。」
「…援交だって好きで
やってんじゃねーよ。
オヤジが借金残して逃げたんだ。
お袋はそのショックで倒れるし
オヤジの借金とお袋の入院費
お金が必要だった。
最初はまともなバイトしてたよ?
でもそんなんじゃおっつかなくて。」
キョーちゃんは泣きながら
すべて話してくれた。
「キョーちゃん、もういいよ。」
「優梨だから、聞いてほしい。」
「…うん、わかったよ。」
あたしはキョーちゃんの背中を
さすってあげながら話を聞く。
キョーちゃんの話し
聞いてるとあたしまで
涙が溢れて止まらなかった。