だって君が好きだから。


「…俺、やっぱ無理だ。
やっぱりお前じゃないとダメだ。
優梨じゃないと無理。」




「…キョーちゃん。」




「優梨を忘れるために
いろんな女の子と遊んだりした。
でもいつも優梨が頭にいて…
優梨を頭から消せなかった」




「…うん。」




「…援交だって好きで
やってんじゃねーよ。
オヤジが借金残して逃げたんだ。
お袋はそのショックで倒れるし
オヤジの借金とお袋の入院費
お金が必要だった。
最初はまともなバイトしてたよ?
でもそんなんじゃおっつかなくて。」




キョーちゃんは泣きながら
すべて話してくれた。




「キョーちゃん、もういいよ。」




「優梨だから、聞いてほしい。」




「…うん、わかったよ。」



あたしはキョーちゃんの背中を
さすってあげながら話を聞く。



キョーちゃんの話し
聞いてるとあたしまで
涙が溢れて止まらなかった。




< 151 / 274 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop