だって君が好きだから。
「ねぇ、キョーちゃん
今日も学校きてないよ?」
「…どうしたんだろな」
「またどっかでフラフラ
遊んでるんじゃない?」
「でも、学校こないなんて」
「まぁ、出席日数ヤバく
なったらくるんじゃないの?」
真樹も修も
簡単にそう言うけど
何かあったんじゃないかって
心配になるよ…。
キョーちゃんに
電話をしてみることにした。
かけるとすぐに留守電。
直留守になんでするんだろう
「キョーちゃん
電話直留守だよ?」
「遊んでる最中なんじゃねぇの?」
「う〜ん、そうかな?
…でも!」
「あぁ〜もぅ、恭平恭平
うるさいな。
そんなに好きなら恭平んとこ行けよ」
…修じゃないみたい。
怖いよ…。
真樹も驚いた顔で修を見ていた。
「……ごめんね」
「っ…ごめん。
言い過ぎた。ただのヤキモチ」
「ううん、…いいよ
あたしも無神経だった。」
修は頭をなでなでして
あたしをギュッと
抱きしめてくれた。
それだけで安心できた。
あたしたしかに最近
キョーちゃん、キョーちゃん
って言い過ぎてたかも。
修はヤキモチ妬きだから
気をつけなきゃ。