だって君が好きだから。


「なんなの!
あたしへの態度は!」




真樹は修が
行ってしまった後に
文句を言っていた。




「俺、あいつに勝てる気しねぇ。」




「無理よ!」




「そんなあっさり言うなよ!」




「修とあんたじゃ
優梨への想いが違うもの。」




「あー!お前言ったな!
そんな言い方俺が本気で
好きじゃねぇーみたいだろ!」




「そうはいってない。
でも、修の優梨への想いは
尋常じゃないからね。」




「まぁ、たしかにそうだな。」




「たぶん、優梨が死んだら
追いかけて死ぬよ、修は。
岸田あんたできんの?」




「し、死ぬのは怖ぇよ。」




「そんなのみんなそうよ。
修が尋常じゃないの。」




ね?っと真樹は
笑ってあたしに降った。




そんなに修は
あたしのこと……
思ってくれてるの?




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