だって君が好きだから。
それから2日後
プルルルプルルル
修からの電話だった。
少し出るのに緊張した。
「…もしもし」
「もしもし、そちら
神崎 修様のお知り合いの方ですか?」
誰…?
「…はい、そうですけど。」
「こちら大阪総合○×病院ですが。
神崎様が1週間ほど前に
交通事故にあいましてですね……」
電話の向こう側で
スラスラと話す声が聞こえるだけ
あたしの耳には入ってこない
修が、交通事故?
何かの間違えだよきっと。
スッとあたしの手から
ケータイが抜きとられる。
「…キョーちゃん。」
「電話、修?」
「病院。修がこ、交通事故に
あったってゆうんだよ
ウソだよね?」
「ちょっと、待って。」
キョーちゃんはあたしの
頭を優しく撫でてくれる。
「すいません、お電話変わりました。」
良かった。
キョーちゃんいてくれて
あたしひとりだったら
あたしどうなってたか
「優梨、お待たせ。
修に会いにいこうか。」
「修は、大丈夫なの?」
「大丈夫だから。
あとで詳しく話すから
とりあえず大阪に行くよ」
「わかった」