愛のカタチ
酒の力って本当にすげぇな。ここまで紀衣の人格を変えるとは…
抱き着いてきた紀衣を見ながら冷静に周りをみてみる。案の定、周りの奴らはこっちを見て笑ってる。ただ1人を除いて…

『か、上矢さん…?』

誰かって?そんなんもちろん、滝沢しかいねぇだろ。紀衣の言動が信じられないのだろう、マヌケな顔をしてる。

『ん〜…俊也…早く…』

紀衣が俺の腕の中で上目遣いで俺の顔を見てきた。


………/////。


ヤバい、反則だろ。可愛いすぎる。

俺は紀衣を横抱きにして立ち上がった。そのまま部長の所へ向かう。

「部長、すいません。早いですが上がらせてもらいます。」

『おぉ〜。おつかれ。でも、まだもう少しいてもいいんだぞ?』

部長は何か企んでいるような俺をからかっているような笑みを浮かべている。


どうやら、俺の意思は部長にバレバレならしい。周りから、キスしろだの、ラブラブ〜♪だの、色んな些事が飛んでくる。俺はそれらを無視して言った。

「申し訳ありませんが、一刻も早く家に帰りたいので。」

『へぇ〜…何で?』

このクソ部長、全部分かってて聞いてきやがる。

俺は思い切り言ってやった。



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