Monsoon Town
「昼間から酒を飲んだことがバレたら厄介なことになるぞ」

陣内が顔を覗き込んできたので、那智はビックリした。

(距離が近い!)

「だ、大丈夫です…。

本当に、平気です…」

そう返事をした声が震えたのは、動揺したからだろうか?

「本当か?

そのわりには、顔が熱っぽいような気がするが」

「て、鉄板が熱いから、です…」

本当は陣内との距離が近いからと言えたら、どんなに楽なことだろうか?

「ウソだ」

「ふえっ?」

「プッ…返事がおかしいぞ」

そう言われた、那智はどうすればいいのかわからなかった。
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