Monsoon Town
ガチャッとドアを開けると、
「――やっぱりな…」

藤堂は呆れてため息しか出てこなかった。

陣内とひまわりが同じベッドで眠っていたのだ。

しかも、
「前よりも密着度がアップしている…」

服は着たままではあるが、2人は抱きあっていた。

「それで、今日の朝食は完璧なおやつなのか…」

ため息混じりに陣内が言った。

今日の朝食はハニートースト、それに添えられているのはバニラアイスと黄桃である。

「ちゃんとした朝飯のつもりだが、何か文句があるのか?」

ナイフでトーストを切りながら、藤堂が陣内をにらんだ。
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