結婚恋愛


にっこり微笑んでいるが、目は笑っていない

空になったペットボトルの蓋を閉めて、美世は寝室から出ていこうとする


「あ、貴女何様のつもり?!勝手に人の部屋に入ってきて・・・」


文句を言う女に、美世が静かに振り返る


「何様?秘書ですわ、お嬢さん。社長のスケジュール管理から、貴女のような方の対処をするのが私の仕事。・・・不本意ながらね」


きっちり結われた髪は、彼女が動いても乱れない


「わ、私は・・・ッ」


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