-Promise-


一瞬だけ触れた唇は
とても温かかった


交わる吐息
玲二先輩は私の頭を押さえてもう一度口づけた


『玲…二先輩まって…』
「俺に任せて」


歯列をゆっくりなぞられ
驚き口をあけると
見計らったかのようにヌルッと舌が入り込んできた


『んっ!!』
「俺にあわせて…」


そう言われ
必死についていこうとすると
先輩の独特の香水の臭いが鼻につく


『ふ…んふ…』
「凛…好きだよ」


とても長い時間…
口づけを交わしていたきがする

先輩の唇がゆっくりと離れると
2人を繋ぐのは銀色の糸だけ…


「すげー好き」


先輩に抱き締められると安心した
必要とされてるなら
どんなことにも耐えられた
この時の私は…
誰かに必要とされたかったのかもしれない

もう一度口づけを交わすと私はゆっくりと押し倒された


天井が真上に反転し
一瞬何が起こったかわからなかった





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