人の恋を笑うな
ホノルル空港についた。私はハワイ初めてで、よくわからなかった


『なんだ、工事中だから歩きで移動?まいったな』


本来ならバスで移動のところが歩いての移動になるらしい。私は翔太を抱いてたが、社長が代わってくれて軽い荷物だけ持って歩いた


『さすがに重いな…こいつ』と社長がぼやいた


やっと空港からでてトランクを引っ張り、外にでた


木陰にいると涼しいが、陽射しはきつく、すぐ日焼け止めを塗った


『親父きてるかな…』と社長が探す


私は翔太をベビーカーに乗せてあやしていた


お腹が空いたのか口がタコのようになっている


『おじいちゃんのとこについたら缶詰あけようね?それまで我慢して』


と座り込んで言い聞かせた…いきなり指が鼻の穴にはいった…夏子…夏子のDNAが少し入っていると実感する…


『武人!こっちだ!』と大きな声が聞こえた


そこに立っていたのは私の想像する社長のお父さんではなかった


アロハシャツをオシャレに着こなし、あごひげを伸ばし、頭にはパナバ帽。少し、アニメの次元大介に似ていた


顔は社長によく似てちょいワル親父である


『初めまして、乙女。武人の父親でヒロキといいます。翔太!ああ…お宮参りの写真より大きくなって!さあ、車にのって』


お義父さんは大きなワゴン車に乗ってきていた


『元気そうでなによりだ。ガールフレンド達と楽しくやってるか?』


『ああやってるよ。あるいみ介護ボランティアだな』とお義父さんは笑う

『親父の家はワイキキとかからちょっと離れてるけどいいところだよ』


『私は右も左もわからないから…』


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