先生…ごめん、愛してる。【完】
  

「羚音は、コレを見たのか。」


 2人は、義妹・美菜の日記を読んでいた。
 羚音が姿を消した全ての理由だった。


「…なんてこと……」


「直ぐに捜索願いをだそう。」


 真矢は、言って妻を抱きしめた。

 いつか…羚音が帰って来ることを願って。



 羚音が姿を消して早くも2ヶ月が経っていた。

 聖は、学園を追われ何処かへ……。
 棗は、両親の会社を継ぐ為に大学に進学するのに勉強の日々。
 城は、生徒と向き合う日々。

 しかし…みんな羚音の行方を探していた。
 どんなに探しても羚音の行方が掴めなかった。


  
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