いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]
いたっ!!まだ帰ってなかったんだっ!!

久世玲人を発見したけど、息切れしているせいですぐに呼びかける声が出てこない。

まずいっ!!30分以上も遅刻してるのにずっと待たせてたなんて!!


久世玲人はしかめっ面をしながら携帯を見つめている。私にはまだ気付いていない様子だ。


絶対怒ってるよ〜っ!!

ヒヤヒヤしながら息を落ち着かせ、急いで久世玲人のもとに向かった。


「く、久世くん…っ!!」

私の声に反応した久世玲人がこちらに顔を向ける。


「ごめんっ!!寝坊しちゃって…!!本当にごめん!!」

顔の前で手を合わせながら必死に謝ると、久世玲人は「……寝坊?」と呟いた。


お、怒られるっ!?

「ご、ごめんなさい…!!」

もう一度ガバッと頭を下げながら謝ると、頭上から「はぁー…」と盛大なため息が聞こえてきた。






< 167 / 446 >

この作品をシェア

pagetop