いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]
……こ、恐いよー…。

ビクビクしながらお叱りの言葉を待っていると、「お前さぁ…」と言いながら久世玲人は私の頭をぐしゃと撫でた。


「何かあったのかと思って心配しただろ」


……んんっ!?

予想に反し、意外にも優しい言葉をかけられ思わず顔を上げた。


怒ってない…?

探るように見つめると、久世玲人は困ったように笑っていた。


「携帯鳴らしても出ねえし」

えっ!?携帯!?

……あ!そうか!

昨日連絡先を交換したばかりだ!!すっかり忘れていて思いつかなかった!!

慌てて鞄から携帯を取り出して見ると、着信履歴には久世玲人の名前がズラッと並んでいた。





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