同居から始まる恋もある!?


ホッと息をつく。


「律、明日仕事?」

「いや、ひさしぶりのオフ。そっちこそどうすんの?店は暫らく休業すんだろ」

「そうだな。マスターが回復するまでは。マスターが戻ってきたらすぐ始められるように準備だけしにいくつもりだけど……」


そっと携帯を確認する。

着信もメールもない。さっき一度電話をしたけど、相変わらず電波は届かないらしい。


「なに、サチにラブメール?」

「きもいこと言うな。そして、律に一生のお願いがある」


そう言う俺に、律は怪訝そうな顔をした。


「今夜泊めて。この飴細工をあげるから」

「いらねえよっ」


即答しなくてもいいじゃないか。祭りで買った飴細工を1本差し出せば、全力でつき返されてしまった。


「なんでだよ。家あるだろ」

「…夏祭りで散在したあげくにタクシー乗ったら財布空っぽになった。それに、カードは持ち歩かない主義なもので」

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