同居から始まる恋もある!?

むっとして、思わず彼から名刺をひったくる。


「違います!わたしは…、芹生のイトコです」

「イトコ?」


首を傾げながら、不躾にもうえからしたまで、まるで品定めをするかのようにじろじろと見られている。

―ていうか、あんたこそ誰よ。


「……もしかして、サチ?」

「え、なんで知って…」

「ああ!あんたがサチかァ。芹生の親戚って言うからどんな可愛い子かと思ったけど、なんだ結構フツウ……」


じろりと睨みつけるわたしの視線にようやく気づいたのか、彼は少し気まずそうに口元で笑ってみせる。

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