同居から始まる恋もある!?
ぐい、と腕を引かれて芹生の前に無理矢理出される。

おそるおそる顔を上げれば、そこには目を見開いた芹生が、呆然としていた。


「サチ、なんでここに…」

「文句いいに来たのよ。勝手に家に来て、勝手に出てくなんて、どういうつもり?

「そ…それは、」


あからさまに戸惑っている芹生。
わたしは小さく首を振る。


ほんとうは、そんなことを言うために来たんじゃないの。


「うそ。ちがうの…」


思わず俯いてしまう。

シンと、わたし達の間に沈黙が生まれる。

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