同居から始まる恋もある!?
「ごめん。とりあえず、こんなところで立ち話もなんだよな」
芹生はにこっと笑って、鍵を開けて中に招き入れる。
わたしと相田さんがカウンターに座っていると、すぐに冷たいアイスティーを用意してくれた。
「マスターの様子、どうだった?」
「ああ、もう大分具合も良さそうだったよ。あさってにも店開けられるみたい」
「そっか。よかった」
芹生と相田さんが、会話を交わしている。
わたしは、アイスティーに口をつけることもせず、ただ黙って芹生のことを見つめていた。
言わなければならないことが、沢山あったはずなのに。
ここまで来ておいて。
「…それにしてもサチ、よくここがわかったね」
「美帆に聞いた」
「ああ、美帆ちゃんか。そういえば名刺をあげたっけ」