私こそ光る☆君 ~番外編~
「可愛いお嬢さんには特別に無料で進呈するよ」
「だからいりませんってば!!」
半開きの扉ごしに激しい攻防戦を繰り広げるお妃様と白雪姫。
そこへ小人の由依が姿を現しました。
「えっ、くれるの?
だったら僕にもちょーだい?☆」
白雪姫の後ろから扉を押し開き、りんごをねだる由依。
「フフッ、どうぞ」
「わ~い、いただきま~す!!☆」
渡されるが早いか、何も知らないまま由依は毒りんごに齧り付きます。
「わっ、ちょっと!!
知らない人にもらった物は食べちゃダメっていつも言ってるでしょ!?」
慌てて叱る白雪姫。
叱られてもそんなものはどこ吹く風。
シャクシャク……。
ペッ。
「……なんかここ、美味しくない☆」
そう言って由依は毒りんごの毒が染み込んでいない部分だけを選別して食べてしまいました。
「だから食べちゃダメって……」
グイッ。
「んぐっ……」
「オホホ、ではごきげんよう」
隙を見て白雪姫に無理やり毒りんごを食べさせたお妃様はそう言い残すと、風のように去っていきました。
「だからいりませんってば!!」
半開きの扉ごしに激しい攻防戦を繰り広げるお妃様と白雪姫。
そこへ小人の由依が姿を現しました。
「えっ、くれるの?
だったら僕にもちょーだい?☆」
白雪姫の後ろから扉を押し開き、りんごをねだる由依。
「フフッ、どうぞ」
「わ~い、いただきま~す!!☆」
渡されるが早いか、何も知らないまま由依は毒りんごに齧り付きます。
「わっ、ちょっと!!
知らない人にもらった物は食べちゃダメっていつも言ってるでしょ!?」
慌てて叱る白雪姫。
叱られてもそんなものはどこ吹く風。
シャクシャク……。
ペッ。
「……なんかここ、美味しくない☆」
そう言って由依は毒りんごの毒が染み込んでいない部分だけを選別して食べてしまいました。
「だから食べちゃダメって……」
グイッ。
「んぐっ……」
「オホホ、ではごきげんよう」
隙を見て白雪姫に無理やり毒りんごを食べさせたお妃様はそう言い残すと、風のように去っていきました。