俺の彼女は,隣の男と浮気中!?【短編】
「俺が確認してやるよ。」



「は?」


突然ワケわからないことを言い出した。

確認する?


俺は思いきり首をかしげる。


「だから、浮気をしてるかどうか確認してやるよ俺が。」


圭はなぜか明るい顔でそんなことをいった。


「確認するってどうやって。まさか本人にきくのかお前が?

そんなのもしほんとにしてたとして俺の友人て知ってるんだから否定するに決まってるだろ。」


なんてバカな提案だ、とため息が出そうになった。さっき鋭いって褒めたとこなのに…。

それに仮に分かったとして浮気をしてたら。


俺って立ち上がれそうにない。でもあとになって分かるよりは衝撃は少ないのかもしれないととも思うけど。


圭は、チッチッといいながら、人差し指を横にふる。

「そんなバカなこと俺がするわけないだろ。

お前がいうように否定されて終わりだよ。」



「じゃあどうするんだよ。」

圭はにんまり笑った。



「ヒトを使う。」



「は?ヒト?」


俺が確認すると、圭はうなずいた。

何を考えたんだ。





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