俺の彼女は,隣の男と浮気中!?【短編】

｢俺の知り合いでさ

ニートがいるんだよ。｣


｢ニート…｣


俺は口にした。
知り合いにニートがいるなんて大変だな。

いや、そんなことよりなんでニートの知り合いの紹介されてるんだ。


俺は理解できず首を傾げたまま。


｢うん、で…そいつ１日中暇してるからさ。｣


そりゃあニートなら暇だよな、なんて考える。もはや俺はくだらない提案に決まっていると真剣にきいてない。


｢まあ〜、そのニート男に調べてもらうってか、

お前の彼女のちょっぴりストーカーしてもらう。｣



ストーカーという言葉に耳がぴくりと反応した。


｢は?

ストーカーだって?俺の彼女の?｣


｢情報収集だよ。
べつに何かするわけじゃない。ストーカーって言い方が悪かったか｣



｢ああ…｣


なんだそういうことか。

なんか分かってきた。圭はそのニート男を使って彼女を調べてもらうのか。


｢でもそんなくだらないことにそいつが協力するか?

わけのわからない他人に。｣