俺の彼女は,隣の男と浮気中!?【短編】
駆け寄ると、レジのとこで圭はふりむいた。


「またしつこいこと言ってくるの?」


「しつこいって…。
そもそもこずかいって……」


圭は店員が会計して値段を請求されると財布から千円札を二枚だして店員に渡す。


「あ、あとでドリンク代はお前に返すよ。」


「当然だろ。」


そういって店員からおつりをもらうと店内を出た。
まだまだ外は明るい。


俺は前を歩く圭の背中に声をかけた。


「はい、170円。」


170円ちょっきし圭の手のひらにのせてやると、圭は苦笑した。


「相変わらず金についてはお前けっちいのな。

200円くれるかとおもった。」


「なわけないだろ。」


圭と俺は待ち合わせした駅へと歩く。

ほんとに少し会っただけ。

駅まで歩く途中の信号待ちにまた俺は尋ねた。


「で、こずかいって?
いくら?」



「なにお前承諾したの?そんな質問して」



「いやお前が……」




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