俺の彼女は,隣の男と浮気中!?【短編】
圭は少し空を見上げて考えた。

「そんなんちょっとでいいんだよ。1000円とか飯代おごるぐらいで。いいやつだから。」


「ふーん…」


そのニート男、いいやつなんだ。圭がいいやつというかやつはいいやつなんだろうな。


意外と圭は思いやりあるやつだし。さっきのタバコみたいに。


「今日俺が声かけてやるよ。まあ金なんてあとでいいし。早く知りたいだろ。」


「ああ…まあ。」


「じゃ、決まり。
お前彼女がどこでバイトしてるとか時間帯とか知ってるよな?」


「それは知ってるよ。 」


「まあメールでまた教えてくれよ。あいつに教えるし。
バイト終わったあととか、何かあるかもしれないだろ?前かもしれないし。」



そういわれて、俺はもう頷くしかなかった。



ほんとにそんなんでうまくいくのか…。


駅の近くのファミレスだったから、もう駅の間近。


すると、圭は突然手を上げてふりはじめた。



「は?
お前誰に手をふってるんだよ。」


圭は俺をみて、笑ってごまかした。


「ああ、いや?べつに。」


なんかあるだろと思って、圭の視線の先を見ると

背の高いスタイルのいい女がこちらに向かって手をふっていた。



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