《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
もちろん、そんな簡単に
今までの態度は変えらんないし、
まだまだ偉そうで堅苦しくて、
メンドくさい親であることに
かわりはないけどね。
でもま、今日のところは素直に、
「わかってるわよ。
そのうち帰るわ」
『うむ、そうしなさい。
ではな――』
そう言って電話を切ろうと
したパパを、あたしはとっさに、
「あ、ちょっと待って!」
と引き止めた。
『どうした?』
「うん、あのさ……」
最近になって、考えてたこと。
なんだかもう言っちゃおう
って気になって、あたしは
ひとつ大きく息を吸うと、
「あたしが、パパの娘
だってことさ。
今までどおり、あたしが
ただのバイトとしてちゃんと
働いて。
それで店のみんなも認めて
くれるんだったら、別に
バレたっていいよね?」
一気に話して、返事を待つ。
顔が見えないからよく
わからないけど、驚いてる
のかすぐには答えが返って
こない。
今までの態度は変えらんないし、
まだまだ偉そうで堅苦しくて、
メンドくさい親であることに
かわりはないけどね。
でもま、今日のところは素直に、
「わかってるわよ。
そのうち帰るわ」
『うむ、そうしなさい。
ではな――』
そう言って電話を切ろうと
したパパを、あたしはとっさに、
「あ、ちょっと待って!」
と引き止めた。
『どうした?』
「うん、あのさ……」
最近になって、考えてたこと。
なんだかもう言っちゃおう
って気になって、あたしは
ひとつ大きく息を吸うと、
「あたしが、パパの娘
だってことさ。
今までどおり、あたしが
ただのバイトとしてちゃんと
働いて。
それで店のみんなも認めて
くれるんだったら、別に
バレたっていいよね?」
一気に話して、返事を待つ。
顔が見えないからよく
わからないけど、驚いてる
のかすぐには答えが返って
こない。