《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
しばらく無言の時間が
流れた後、パパはようやく、
『誰かにバレたのか?』
って聞いてくる。
「ううん、バレたわけじゃ
ないけど」
もう、今さらそんなウソ、
必要ない気がするから。
あたしは、『あたし』と
して、あの店が好き。
お店の仕事や、スタッフの
みんなが好き。
最初はパパに強制的に命令
されて始めたことだけど、
今では自分自身の意志で、
続けていきたいって
思ってるから。
「もう、隠してる必要も
ないと思うの。
それに――」
それに。
大切な人達に、自分を
偽って接するのは、
やっぱりツラい。
爽介はもちろん、マッキー
だって咲希だって、素の
あたしと接してこんなに
仲良くなってくれてる。
あたしはあたしなんだもの。
やっぱり隠し事なんて
しないで、本当の自分で
接したい――。
その気持ちを、なんて言葉に
しようか迷ってたら。
パパの方から、途切れた
あたしの言葉の先を続けてきた。
『――仲間に嘘をついて
いるのが申し訳ない、か?』
流れた後、パパはようやく、
『誰かにバレたのか?』
って聞いてくる。
「ううん、バレたわけじゃ
ないけど」
もう、今さらそんなウソ、
必要ない気がするから。
あたしは、『あたし』と
して、あの店が好き。
お店の仕事や、スタッフの
みんなが好き。
最初はパパに強制的に命令
されて始めたことだけど、
今では自分自身の意志で、
続けていきたいって
思ってるから。
「もう、隠してる必要も
ないと思うの。
それに――」
それに。
大切な人達に、自分を
偽って接するのは、
やっぱりツラい。
爽介はもちろん、マッキー
だって咲希だって、素の
あたしと接してこんなに
仲良くなってくれてる。
あたしはあたしなんだもの。
やっぱり隠し事なんて
しないで、本当の自分で
接したい――。
その気持ちを、なんて言葉に
しようか迷ってたら。
パパの方から、途切れた
あたしの言葉の先を続けてきた。
『――仲間に嘘をついて
いるのが申し訳ない、か?』