《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
「――やってらんねー。

たかだか15人に連絡するのに
どんだけ時間かかるってんだよ」


チッと舌打ちして毒づく
爽介に、貢が冷たい目を向ける。


「気持ちはわかるが騒ぐな。
みっともない」


「うっせーな!

お前こそわざわざ来る
くらいならもーちょい
待ってる感出せっつーの!」


「待ってるだろうが」


「のんきに新聞読んで
くつろいでるようにしか
見えねーよっ」


「まぁまぁ爽介、落ち着いて

時間になってもかかって
こなかったら、連絡したら
いいじゃないか。

どっちにしろあと30分だよ」


眉を吊り上げて貢に怒鳴る
爽介を、横からマッキーが
至極もっともな提案でなだめた。


こういう時のマッキーの
エンジェルスマイルは
すっごい有効。


爽介もそれで苛立ちが
そがれたみたいで、ふて
腐れた態度でそっぽ向いた
けど、とりあえず黙ったし。


――とはいえ、このヘビの
生殺しみたいな時間は、
たしかにツライ
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