《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
「うん、わかってる」
あたしは頷くと、爽介の
袖を引いて、改めてパパの
傍に2人で並んで立った。
ようやく真実も話せたし、
爽介も少しずつ落ち着いて
きてるようだから、本来の
目的を果たすために。
パパはあたし達を
ゆっくりと交互に見て、
「何はともあれ、コンクール
決勝進出おめでとう。
2人共よくやってくれた」
「――ありがとうございます」
「うむ。12月の本選まで、
社としてもできるだけの
バックアップはするつもりだ。
これからは今まで以上に
大変だろうが、がんばってくれ」
「はい!」
パパの激励に、爽介は粛々と
返事して頭を下げる。
あたしはその隣で、黙って
それを聞いてたんだけど――、
「それから、亜莉紗」
「えっ――何?」
急に名指しされて、
ピクッと肩を震わせる。
「今回は、ピエスモンテの
デザイン性の高さが、非常に
高得点を得たそうだ」
「え――――」
あたしは頷くと、爽介の
袖を引いて、改めてパパの
傍に2人で並んで立った。
ようやく真実も話せたし、
爽介も少しずつ落ち着いて
きてるようだから、本来の
目的を果たすために。
パパはあたし達を
ゆっくりと交互に見て、
「何はともあれ、コンクール
決勝進出おめでとう。
2人共よくやってくれた」
「――ありがとうございます」
「うむ。12月の本選まで、
社としてもできるだけの
バックアップはするつもりだ。
これからは今まで以上に
大変だろうが、がんばってくれ」
「はい!」
パパの激励に、爽介は粛々と
返事して頭を下げる。
あたしはその隣で、黙って
それを聞いてたんだけど――、
「それから、亜莉紗」
「えっ――何?」
急に名指しされて、
ピクッと肩を震わせる。
「今回は、ピエスモンテの
デザイン性の高さが、非常に
高得点を得たそうだ」
「え――――」